2007年07月24日

賀茂川@つじあやの

最近、出張しまくりで更新がまた遅れております・・。で、今日はこないだ京都に行ったときにいただいたお菓子のご紹介。これ、無茶苦茶おいしかったです。甘党の僕にとっては好みのど真ん中。
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京菓匠・長生堂の「京銘菓・賀茂川(かも川)」という和菓子です。丹波大納言小豆をザリッと甘く涼やかな寒天で包んだ一品。甘みも上品でいいですが、この食感がたまらない・・・。(京銘菓・賀茂川(かも川)

京都のお菓子というと「生八つ橋(おたべ)」や「そばぼうろ」も有名ですが、京都には他にもたくさんお店があって、たくさんおいしいお菓子があります。「かも川」はそんなおいしいお菓子のひとつですね。


ところで、賀茂川(鴨川)は京都の川で、つじあやのさんは活動初期にこの河原でよくライブをしていたそうです。鴨川といえばつじあやの、つじあやのといえば鴨川です。

つじあやのオフィシャル・サイト(音源試聴・PV視聴あり)

←つじあやの『つじベスト』
つじあやの『つじベスト』←試聴+ダウンロード可能

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タグ:つじあやの

2007年02月11日

Loop〜音源付フリーペーパー

CD-Rの音源付きのフリーペーパーなんてものがある。関西のインディーズ系バンドを紹介する『Loop』というフリーペーパー(Loop Vol. 3, KANSAI MUSIC PROMOTION MAGAZINE)だ。

Vol. 3で紹介されているのは、Betty, SHARIN' IN THE GROOVE, ASTROLOVE, ano-Hi, はぐれ, Lainy J Groove, 月下美人, 知陰, conundrum, カッパマイナス, mu-neujohn, super noahの全12組でCDRには各バンド1曲ずつ収録されている。

斬新で気持ちいい音を出すバンドが多くておもしろかった。そんな中で一番いいなぁと思ったのが月下美人の「Miss 妖精」。このフリーペーパーのラインナップの中ではジャンル的に一つだけかなり浮いてるのだけど・・、熟成された音に宿る想いの強さに圧倒される。月下美人はギター・ボーカルの山本かなことフレットレスベースの石田珠紀からなるユニット。この曲はアルバム『ナチュラルポワゾン』の曲だけど、このアルバムも名盤だ。後日改めて記事を書こうと思っている。

月下美人/ナチュラルポワゾン

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ASTROLOVE「habana」もおもしろかった。ベースレスでトリプルギターという編成も面白いが、その3本のギターがからみあって創りだす意外と優しいうねりが気持ちいい。7拍子を駆使するあたりなど、やや玄人好みの音楽という感じもするけれど、刺激と優しさを同時に求める人にはお薦め。

super noah(スーパーノア)の「スロウステーション」もかっこいい。彼らの演奏にはものすごく勢いがあるのだけど、普通の「ロック・バンド」の熱さとはだいぶ違う。心地よい音がそこここで踊っている不思議な音の塊の中に、すっぽりはまってしまうような感じ。こういうバンドがもっと表舞台に出てきてもいいなぁと思う。

ただ、このフリーペーパー、ちょっと残念なのはボーカルの無い曲がやたら多いこと・・。べつにインストゥルメンタルが悪いわけではないけど、12曲中7曲がインスト(またはボーカルがほとんど無い)というのはマニアック度がやや高すぎかなという気がする。このフリーペーパーを主催しているのはCUSTOM NOISEというバンドだそうだが、彼ら自身の嗜好への偏りがちょっと強すぎるのか・・。

京都、大阪、滋賀が配布の中心だけれど、東京でも置いている店があるみたい。詳細はホームページをチェックしてみてください。ライブ・イベントも多数企画しているようです(もうほとんど終わってますが・・)。

Loop-輪音-のホームページ

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2007年01月28日

みやこ音楽の魅力

みやこ音楽祭に行けなかったかわりではないけれどアルバム『みやこ音楽』を聴いた。京都の新旧のミュージシャンの魅力を凝縮したコンピレーション・アルバムである。くるりの岸田繁プロデュースで、くるりの新曲「五月の海」も収録されているが、正直言って、このアルバムをくるりの曲だけを目当てに買うことはあまりお薦めしない。むしろ、このCDの魅力は、くるり以外の数多くのミュージシャンの楽曲にある。全部で14アーティストによる14曲。実に多彩で聞きごたえがある。
←『みやこ音楽』

その中でも、薫り高い演奏で圧倒的な光を放っているのがチェインズの「紅い女」だ。チェインズについては、以前にもご紹介したことがあるが、バンド・アンサンブルもボーカルも、最高度に気持ちいい。歌声に情景の空気を乗せられる新村敦史のボーカルは、今の日本の音楽シーンの中では間違いなくトップ・レベルと言っていい。
←チェインズ『光よりも速く』
チェインズ←オフィシャル・サイト。現在、活動小休止中・・。再開待ち望む!

audio safariの「after you drew the line」もおもしろかった。audio safariはこのCDの中では一番若手のバンドと思われるが(結成は2004年)、すでに独自の世界に達している感じがする。ビョークをも想起させる桜井まみの個性的で不思議なボーカルと、浮遊感のあるバンド・サウンドが斬新で気持ちいい。やや演奏にぎこちなさを感じる部分もないではないが、今後の要注目バンドの一つだ。
audio safari←ホームページ。収録曲の試聴もあります!

他にも、Rosa Luxemburg「橋の下」、Limited Express (has gone?)「生贄のJesus Child」、Bad Stuff「僕らは電気の原始人」、風博士「シャボン玉飛ばない」など、味わい深い名曲や個性的な曲がぎっしりつまっている。

Rosa Luxemburg「橋の下」
騒音寺「KARASU ON MY SHOULDER」
ママスタジヲ「東京タワー」
Limited Express (has gone?)「生贄のJesus Child」
ロボピッチャー「たった2つの冴えたやり方」
chains「紅い女」
キセル「ハナレバナレ」
Bad Stuff「僕らは電気の原始人」
Lucky Lips「わかってくれない」
奥田昌也「それだけ」
ふちがみとふなと「帽子に注意!」
くるり「五月の海」
風博士「シャボン玉飛ばない」
audio safari「after you drew the line」

ロボピッチャー、Limited Express (has gone?)@ボロフェスタ

2007年01月13日

ヒトリトビオのマジック

今日ご紹介するのは大阪のバンド「ヒトリトビオ」。僕がいま一番注目しているバンドの一つだ。「ライブハウスに行こう」シリーズの第一弾。

ヒトリトビオ。ボーカル・作詞・作曲に吉田亮介、ドラムに仲井信太郎、ベースに本勇二、そしてトロンボーンにヨシダサキ(吉田沙紀)という4人構成。このバンドの最大の魅力は、なんといっても吉田亮介の作る楽曲だろう。ちょっと他では味わえないヒネリの効いた別世界音楽。まさに、天才的だ。今までに聞いたことの無いような、微妙によじれたラインをたどるメロディ。そして、少し影があって、さびのある声質も気持ちいい。下にご紹介するレコードではたまに音程が甘いのが少し残念ではあるが、ライブでの声の抜けもいいし、ボーカリストとしても素晴らしい。

作りこまれたアレンジを息のあった演奏で楽しませてくれるバンドのアンサンブルも素晴らしい。ベースの本勇二は、カンガルーノートというサイケポップ・バンドのフロントマンとして見たこともあるが、不思議な音のベースを躍らせる。仲井信太郎のドラムはツボにうまくはまってきて、とても気持ちがよい。ヨシダサキのトロンボーンは、やわらかい空気を随所でかもし出す。

そして、そのヒトリトビオのファースト・アルバムが『ニューヨーク・ニューヨーク』だ。ジャケットなどに描かれている絵は吉田亮介によるものだという。
hitoritobio_NY.jpgヒトリトビオ/ニューヨーク ニューヨーク

全7曲で1700円。素晴らしい曲ぞろいの一枚だ。「飛ぶんで」は、ひたすらに飛翔する夢のようなナンバー。そして、一度聞いて大好きになったポップソング「ダフネ」。ヒトリトビオらしい不思議な色合いを少し帯びたキャッチーなサウンドが楽しい。次の「働いた」では、よじれながらふわふわと下降と上昇を繰り返すとりとめの無さにはまる。アコースティックなサウンドで静かに始まる「新しく」は、前へと進むことを夢みる美しい歌。後半のギターソロから世界がぐっと広がるスケールの大きさが爽快だ。入念に作りこまれた「ニューヨーク・ニューヨーク」ではヒトリトビオの遊び心あふれる演奏を楽しむことができる。「たたかいの歌」もスケールの大きな名曲。後半はもっと大掛かりなアレンジでもよかったのではないかと思えるくらいだ。そして最後は、吉田亮介によるギターの弾き語り曲「気絶する前に」でアルバムは静かに幕を閉じる。

本作のベスト2曲ではないが、「ダフネ」と「ニューヨーク・ニューヨーク」の2曲がこちらでフル試聴可能!!

ペルペトゥーム・レコーズのページ

ライブも素晴らしい。是非とも彼らの音のマジックにやられてしまってほしい。ホームページを要チェック!!→ヒトリトビオのホームページ

ヒトリトビオ←ブログもあるが更新されていない・・

その他、コンピレーション参加作品



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2007年01月06日

ライブハウスに行こう!

このブログは洋楽メインでしたが、今日から新しく「ライヴハウスに行こう!」のコーナーを始めます。まだ知名度は低めだけれど、自分たちの世界を切り開いている日本の素晴らしいバンドやミュージシャンを紹介していきます。

以前「オリコンの信頼性を問題にする前に」でも書きましたが、ヒット・チャートに上がってこない音楽にも素晴らしいものがたくさんあります。コンサート・ホールやアリーナ、ドームといった大きい会場ではなく、主に、こじんまりとしたライブハウスで活躍しているミュージシャンを紹介していきます。プロ、アマチュア、メジャー、インディーズの別にとらわれず、僕が気に入ったものをどんどん紹介したいと思います。

ライブハウスは素晴らしいところです。上質の生の音楽が安く、しかもアーティストのすぐそばで聞けます。ほんの1500円ほどで大きな感動を得ることだってできます。前衛的、芸術的な刺激を受けたり、オシャレな美男・美女に囲まれてうっとりしたりもできます(笑)。昔懐かしい洋楽の影響を受けたバンドもいますし、大人も堪能できる上質の音楽も多いです。自分が気に入ったミュージシャンが上昇し、有名になる過程に立ち会うなんていう興奮が得られるかもしれません。仕事帰りにフラっとライブハウスに足を運んでみるなんてことを是非試みていただきたいなと思います。

最近は、バンドのホームページも簡単に作れるようになりましたし、音源やビデオをアップして宣伝するという方法もどんどん広がるでしょう。このコーナーでは、ネット上で見つけた音源を勝手に紹介しちゃったりもするかもしれません。

目次:(僕が関西在住なので関西のバンドに偏りがちですが、徐々に増やしま〜す)
ASTROLOVE (from 関西)
audio safari (from 関西)
月下美人 (from 滋賀)
shiba in car (from 京都)
super noah (from 京都)
ソラネコ (from 大阪)
チェインズ (from 京都)
ヒトリトビオ (from 大阪)
ふちがみとふなと (from 京都)

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2006年12月26日

オリコンの信頼性を問題にする前に

烏賀陽弘道(うがやひろみち)というジャーナリストが、オリコンのランキング・データの信憑性について疑問を呈するコメントを某雑誌に載せたところ、オリコン側が5000万円もの賠償金を求めて烏賀陽氏を訴えたのだそうだ。すでに多くの人が語っているとおり、これはあまりにも露骨な「批判封じ」だと言える。

オリコンのランキングには、僕はほとんど興味が無い。それは、オリコンを信用していないからではなくて、そもそもレコードの売り上げなどから算出するヒット・チャートというものには限界を感じるからだ。とても素晴らしく、大きな感動を与えてくれるのにヒット・チャートにはあがってこない音楽というのがたくさん存在する。安くでライブを見られるような小さな「ライブハウス」でも、素晴らしいバンドがたくさん活動しているのだ。音楽の素晴らしさとオリコン・チャートは対応していない

だいたい、ヒット・チャートには「音楽以外」のさまざまな要素が影響を及ぼしていることは明白な事実だろう。大きなレコード会社からレコードを出せば、広告にお金をかけてもらえるだろう。そうすれば、中身が中途半端でもそこそこ売れてしまうかもしれない。また、お金のある会社なら、発売直後のレコードを大量に買い占めることでランキングを上げる操作もできるだろう。オリコン・チャートの上位に載ればレコードの売り上げが伸ばせるのだ。他にも、CMやドラマ主題歌で使われたかなどで売り上げは大きく変わるだろうが、これも音楽の良し悪しとは必ずしも対応していない。

もちろん、ランキング上位の音楽には魅力が無いなんてことを言いたいわけではない。素晴らしい音楽がランキングの上位にくることも当然ある。ただ、上記のように、ヒット・チャートなんてあくまで目安に過ぎないし「絶対」ではないのだから、適当に付き合ったらいいということだ。だから、オリコン・チャートの信頼性についてイチャモンをつける烏賀陽氏もちょっと外してる気がするし(何をいまさらって感じ)、それに対して怒りを爆発させているオリコンも自己認識不足である。

今回の騒動では、オリコンのランキング・データの「信用度」が問題になってるわけだが、それ以前に、売り上げ等から計上したランキングそのものに、情報としてどれだけ意味のあるものなのかを問うてみてもいいのではないかということだ。

オリコンの社長、小池恒氏(こいけ・こう、小池恒右)のコメント

烏賀陽氏が事実誤認を認めて謝罪すれば提訴を取り下げるらしい。しかし、5000万円の賠償請求訴訟という方法が、謝罪を無理強いする圧力になってしまっていることにこの人は気付かないのだろうか?仮に烏賀陽氏が謝罪したとしても、それは間違いを認めたのではなくて「圧力に屈した」だけだと多くの人が思うだろう。それではオリコンの信用回復につながらない。・・・いずれにせよ、ランキングの信憑性がどうのってことより、こういう脅迫的手法の方がよっぽど印象が悪い。

この件に関する烏賀陽氏の文章

ついこの間、「グーグル(Google)検索活用術・コツ」でご紹介したジャーナリスト、津田大介氏の記事が非常に詳しい(詳しすぎてしんどい・・笑)。

津田大介氏の記事

ロボピッチャーのVo.加藤隆生氏までが一言!→これはさすがにどうかと思うので

←「Jポップとは何か」by 烏賀陽弘道

ちなみにこの件、ジャニーズ+武富士にとってもトバッチリ・・・?

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2006年06月12日

忘れはしない、あの美しさ@ふちがみとふなと

身の周りから自然の風景が無くなってきている。僕が子供のころにはあった田んぼも、だいぶ無くなってしまった。家のすぐ近くにあった小さな林も住宅地に変えられてしまった。昔はそこにカブトムシやアゲハチョウなどの虫や、綺麗な声でさえずる鳥たちがたくさんいたし、イタチも住んでいたという所なのだ。これはしかし、日本中のいたるところで進んできた開発の、ほんの一部分、まったく取るに足らないほどの一部分に過ぎない。

最近の子供たちは自然に親しむことが少なくなっているだろう。テレビ・ゲームやパソコンがあることも理由だろうが、そもそも、親しむべき自然が身近には無いという子がたくさんいるだろう。このような状況に絶望感を覚える人もいる。子供のうちに自然の美しさを体感できなかった人は自然の価値を理解できず、守るべき自然をも守ろうとしなくなるのでは、という心配だ。近い将来、多くの人が自然や自然破壊に対して無関心な時代が来るのだろうか?

大人になってから都会で生活するようになった人でも、子供の頃に自然に親しんだ経験があれば大丈夫かもしれない。まさに、そういう内容の歌がある。京都のデュオ「ふちがみとふなと」の「ガラスと夕焼け」という曲だ。アルバム『バブの店さき』のラストをしめる、美しく、感動的な一曲。

背の高いビルのあいだに 遠く見える山の名は知らない
むかし海が泳げたことも みな忘れてしまったわけではない・・・
小さい頃のいろんな色を みな忘れてしまったわけではない・・・
赤とんぼの似合う夕やけ 草いきれの匂いするみどり
おちる星かぞえれる星空 闇より暗い闇夜
ガラスの中ではわからない でも忘れてしまったわけではない・・・
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『バブの店先』は1998年の作品だが、2005年にリミックス・リマスター盤が発売されている。詳細はふちがみとふなとのホームページへ。

ふちがみとふなとは、渕上純子(ボーカル、ピアニカ、怪獣など)と船戸博史(ウッドベース)のユニット。基本はウッドベースと歌というスタイルだ。アルバム一枚、全8曲の中でさまざまな声を出す渕上純子のボーカルの表現力は圧倒的だ。「イワンの水」は一曲目にして、いきなり怖い。おそろしい童話のような曲だ。後半で船戸博史のウッドベースが荒れ狂うのも怖い。ぼのぼのが聞いたら、いろんな想像をめぐらして涙を流すであろう。次のアルバム・タイトル曲「バブの店さき」は、タンザニアのタンガの町にある、あるおじいさんのお店での日常の情景を歌った作品。「バブ」というのは「おじいさん」という意味のスワヒリ語で、二人がアフリカを旅した時にタンガで出会ったお店の主人のことらしい。「Go!Go!マングース」は、ハブと闘う沖縄のマングースをヒーローと見たてて作られた、ヒーローものの主題歌。露骨に力みすぎのボーカルが楽しい。「坂をのぼる」がまた非常に素晴らしい曲だ。前半はシンプルなウッドベースの上に綺麗なボーカル・ラインが映える。後半では、エフェクターをかけたウッドベースが分厚くうずまいて、すさまじい空間を生み出す。そして、「ガラスと夕焼け」でアルバムは閉じられる。

ライブ情報は、ふちがみとふなとのホームページをご参照ください(→ふちがみとふなとのホームページ)。現在、ヨーロッパ・ツアー中なのだそうです。

2006年04月06日

チェインズ は最高なのです。

さて、久々に日本のバンドのご紹介。チェインズ(chains)をご存知の方はどのくらいいるだろうか?チェインズはもともと京都・立命館大学の軽音楽サークル「ロック・コミューン」で始まったバンド。ロック・コミューンではくるりの先輩にあたる(まぁ、こういうのはどうでもいい情報だけど)。今日ご紹介するのは、チェインズのデビュー・ミニ・アルバム「chains」!!
chains1.jpgchains
彼らの作品としてはこれはもう少し古いものなのだけど、このアルバムは最高にかっこよく、最高に気持ちいい。僕が初めてチェインズを聞いたのがこの作品だったのだが、いまだにこの作品をしばしば聞きたくなる。

SIM1」でまず、少し声をこもらせた新村敦史の丸みのあるボーカルに驚く。どことなくやさしく、かつソウルフルでともかくかっこいい。少しはっぴいえんどの大瀧詠一の雰囲気もただよう。「いつか見る景色」は、耳について離れない最高に気持ちいい曲。僕はこの曲が一番好きだ。新村氏はファルセットから力強いボーカルまで変幻自在で、その気持ちよさによだれがたれそうになる。丸山桂のピアノやコーラスの入り方もいい感じ。「伊丹の空」もはずせない名曲だろう。空間的な広がりを感じさせるギター・サウンド。(ひとりきりの東の空、息を殺して眺めていた・・・)退屈で少し憂鬱な情景を描いたAメロと、少し明るくなれるサビ。伊藤拓史のドラムも気持ちいい。実にセンスのいいアレンジだ。「先祖返」はファンキーなロック・ナンバーで、チェインズのスーパー・バンドぶりを堪能できる一曲。伊藤氏のドラムがもう圧倒的だ。この人の体はドラムそのものなのではないかと思える。丸山氏のオルガンも気持ちいい音だ。「夕立ち」は一転して、心を湿らせるミドル・テンポのナンバー。影をおびた新村氏のボーカルと、伊藤氏の繊細なドラムが素晴らしい。後半、すこし意外な展開があるのもおもしろい。そして、激烈なギター・ソロも圧巻だ。最後の「」では、またまた伊藤氏のドラムに注目だ。なにげないドラミングのようでいて、気持ちいいアクセントに満ちている。

チェインズはライヴも本当に素晴らしいバンドだ。最近は、曲によってはちょっと難しいことをしすぎかなと思ったこともあるが、素晴らしく熱い演奏を見せてくれるライヴ・バンドである。ライブ情報などは、チェインズのオフィシャル・サイトへどうぞ。
タグ:チェインズ

2006年01月20日

牛の感触?(ケモノちゃん@ソラネコ)

昨日の続きですが、変な検索語にひっかかるのっておもしろいですね。というか僕は、vivianさんのブログが「牛のシルエット」で検索されたっていう話を伺って、すごくうらやましくなったのでした。僕も変な言葉に引っかかりたい。というわけで、今日はちょっと変わった曲名の曲の紹介(強引や・・・)。

いつもは洋楽の紹介してますが、今日はテーマ設定の強引さも手伝って、邦楽です。しかも、メジャーじゃありません。「ラ・ソラネコ!」のアルバム「ケモノちゃん」の紹介です。
kemono.jpg→ケモノちゃん←
たぶんソラネコを知っている人は多くはないと思いますが(知ってる人はそこで手を挙げてください)、僕は彼らの奇抜な楽曲と、おもちゃ箱のような世界と、楽しいライブが好きです。去年だったか、ウクレレ・ボーカルのはたさとみさんがテレビCMでも歌ってましたが、あれは何のCMだったかな?

ケモノちゃん、曲名を並べると、その不思議な世界の雰囲気を少しは嗅ぎ取れるでしょうか?「ネコマコーン」「ぼくの金魚」「パンダパンダ」「とかいじんだいかいじん」「かたつむり」「コーヒー牛乳」「えんぴつの木」「ふたこぶらくだ」「ヤモリのひとみは緑色」「うしの感触がした」「よるのうた」「ケモノちゃん」「かもぼこ(ボーナストラック)」全13曲。

音質はメジャーの音とは違うかもしれない。しかし、ソラネコの楽曲の構成力・ひねり具合とアレンジの面白さはすごい。曲のかわいさにとても幸せで楽しい気分になれる「パンダパンダ」、君に教えたい、かたつむりのバランス・・・なぜだかよくわからないけれどとても癒される「かたつむり」、僕は歩くのがおそいから追いつけない・・・「ふたこぶらくだ」、曲名の遊び心と共にからっと楽しい「うしの感触がした」、この曲で何度涙を流しただろうか・・・祈りの曲「よるのうた」、ライブでも異常に盛り上がる(壊れる?)「ケモノちゃん」・・・。そう、彼らのライブもお薦めです。関西での活動が中心だと思いますが、ここでライブ情報をチェックできます。↓
http://www.tanoshiya.com/soraneko/index.html
タグ:ソラネコ