2007年03月20日

チャールズ・チャップリンと戦争

イベント関連の情報が続きましたが、今日はチャールズ・チャップリンのイベント情報です。昨年に引き続き、第二回チャップリン国際シンポジウムが京都で開催されます(イベントの一部は奈良でも)。今年のテーマは「チャップリンと戦争」ということで、『チャップリンの独裁者』展や『独裁者』の記念上映もあります。また、『ライムライト』のヒロイン、クレア・ブルームが来るという情報もあります。




【第二回チャップリン国際シンポジウム】
日程:2007年3月24日(土)12:00〜18:00、3月25日(日)9:00〜夕方
場所:京都、元・立誠小学校(地図へリンク)(日本で初めて映画が上映された所)

チャップリンの初期作品の上映
チャップリンに関する研究発表(主に戦争との関連について)
市川染五郎とチャーリー・シストヴァリス・チャップリン(チャップリンの孫)の対談
『独裁者』の記念上映 など

料金:24日3000円 25日3000円(展覧会/上映チケットを含む)


【チャップリンと戦争〜『チャップリンの独裁者』展】
傑作『独裁者』の脚本、絵コンテ、ラストの「世紀の六分間」のスピーチの手書き草稿など、貴重な資料が世界初公開。料金:大人500円 高校生以下300円。土日は10時〜18時、平日は10時〜17時。

<京都展>2007年3月24日(土)〜4月1日(日)@元・立誠小学校
<奈良展>2007年4月7日(土)〜4月15日(日)@奈良テレビ放送本社スタジオ


【第一回京都クラシック映画祭】
2007年3月24日〜4月1日(3月31日は奈良で開催)
チャップリンの作品(初期作品も含む)などを多数上映予定。

詳しい情報はこちら→日本チャップリン協会(やや見づらいですが)

(昨年に書いたチャップリンの記事→チャップリンが好きなんです

banner_04.gif b_03.gif


posted by muse at 13:07| Comment(8) | TrackBack(2) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

京都駅ビルライブ@ワールド・ミュージック

JRの京都駅ビル開業10周年を記念して、京都駅ビルで「KYOTO ART PROJECT 2007」というイベントが始まっています。ワールド・ミュージックのライブや、世界の民族舞踊日本の伝統芸能のパフォーマンスなど、いろいろと予定されています。京都に関連のある映画についてのイベントもあるようです。

KYOTO ART PROJECT 2007

kyoto world music.gif

ワールド・ミュージックの部(WORLD WIDE WINDコンサート)では、当ブログでも以前ご紹介したリンバ(親指ピアノ)のサカキマンゴーのライブもあります。出演者のラインナップは以下のとおりです(かなりおもしろそうですが、僕にとっては時間帯が厳しめ・・)。

3/18(日) 
きしもとタロー (ケーナその他様々な笛@アンデス)

3/19(月) 14:30〜15:00、16:00〜16:30
ロジェー・ワルッヒ&松本太郎 (ピアノ・尺八@スイス)

3/20(火) 14:30〜15:00、16:00〜16:30
サカキマンゴー (リンバ@タンザニア)

3/21(水) 13:00〜13:30
マリオネット (ポルトガル・ギター、マンドリン@ポルトガル)

3/22(木) 13:00〜13:30、14:00〜14:30
大森ヒデノリ (フィドル、ムーラハルパ@ノルウェー)

3/23(金) 14:30〜15:00、16:00〜16:30
増永雅子 (アルパ@パラグアイ)

3/31(土) 12:15〜12:45、13:15〜13:45
かとうかなこ (クロマチック・アコーディオン@フランス)

4/01(日) 13:30〜14:00、14:30〜15:00
山村誠一 (スチール・パン@カリブ)

4/07(土) 13:30〜14:00、14:30〜15:00
ROOTS (フィドル、ギター@アイルランド)

4/08(日) 13:30〜14:00、14:30〜15:00
青木研 (バンジョー@アメリカ)

会場は京都駅ビル東広場、入場は無料(雨天時は会場変更の可能性あり)。
(問合先:京都駅ビルインフォメーション TEL:075-361-4401)

banner_04.gif b_03.gif
posted by muse at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

モーリス・ラヴェル、映像集

以前、最も美しい曲としてモーリス・ラヴェルの「ソナチネの第2楽章(メヌエット)」をご紹介しましたが、なぜかこの曲はYouTubeでも音源が見つかりません・・。こんなにいい曲なのになぜ?(ウィキペディアに音源がありましたが、良い演奏ではなかったので却下・・)

そういえば、先日ブランフォード・マルサリスによる「亡き王女のためのパヴァーヌ」もご紹介しましたが、ラヴェルの他の曲のビデオもいろいろありました。クラシックの音楽家の中では僕の一番好きなラヴェルですが、とくに良かったものを集めてみました。

YouTube ラヴェル「ボレロ」バレエ映像

「現代最高のバレリーナ」マイヤ・プリセツカヤ(Maya Plisetskaya)によるボレロ@バレエ映像。一風変わった動きの踊りが美しく、かっこいい!ボレロはかなり繰り返しの多い曲ですが、じわじわじわと盛り上がるところに興奮します。

YouTube「Jeux d'eau(水の戯れ)」by Sviatoslav Richter

リヒテル演奏の「水の戯れ」。僕はラヴェルのピアノ曲がとくに好きですが、水の表面がきらきらとゆらめくような幻想的な美しさに酔いしれます。中盤では水の流れにもまれてしまうような苦しさも感じられますが、最終的にはまた穏やかな状態に暖められます。

ラヴェル「ピアノ協奏曲 3.プレスト」by Martha Argerich

マルタ・アルゲリッチの超絶的演奏もすごいですが、ファンタジー・アニメなどでも使えそうな曲調がとても面白いです。途中、ゴジラが出てきそうなところもあって楽しめます。

Ravel「violin sonata 2nd mov」by 米元響子

これまたおもしろい曲!古風な中にもちょっと前衛的な感じもしますし、ジャズ的要素も入ってる感じです。米元響子さんは、昨年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した人ですが、音も良いし表情もいいですね。




banner_04.gif b_03.gif
posted by muse at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月05日

どうしてガリレオっていうの??

最近ふと気になったことがある。欧米のミュージシャンを呼ぶとき(欧米か!)、苗字ではなく、しばしば愛着を込めてファースト・ネームで呼ぶ。ミック(ジャガー)、ポール(マッカートニー)、ジョン(レノン)、ビリー(ジョエル)、トム(ヨーク)、マイケル(ジャクソン)、シド(ビシャス)のように。クラプトンはなぜか、エリックという表記をあまり見かけない気もするが・・。

しかし、歴史的に有名な欧米人の名前の場合、普通はファミリー・ネームの方を使う。(アルベルト)アインシュタイン、(アドルフ)ヒトラー、(ウィンストン)チャーチル、(マハトマ)ガンジー、(カール)マルクス、(チャールズ)チャップリン、(チャールズ)ダーウィン、(ニコラウス)コペルニクス、(ジャン・ジャック)ルソー、(アイザック)ニュートン、(レオナルド)ダ・ヴィンチ、(ルネ)デカルト、(マルティン)ルター、(ヴォルフガング・アマデウス)モーツァルト、(ルートヴィヒ・ヴァン)ベートーベン、(ヨハン・ゼバスティアン)バッハ、(モーリス)ラヴェル、(ヨハン・ヴォルフガング・フォン)ゲーテ、(ウィリアム)シェークスピア、(パブロ)ピカソ・・・。

しかしである。なぜか天文物理学者ガリレオ・ガリレイは「ガリレオ」と呼ばれることが多い。「ガリレイ」単独の表記をあまり見ない気がするのだ。これはいったいなぜ??

時代がもっと古くなれば、個人名しか出てこなくなるのだが(ソクラテス、アリストテレス、ピタゴラスなど)、姓と個人名がある場合に個人名が通称になっているのは、ガリレオだけではないだろうか?

と思っていたら、他にもいた。ラファエロ(サンティ)、ミケランジェロ(ブオナローティ)、そしてダンテ(アリギエーリ)。探せば他にもいるかもしれない。父親も有名人の場合に混同を避けるために個人名を使っているのかとも思ったが、そうでもないようだ。・・と、ここでこれらの4人はみなイタリアで活躍した人だということに気付く。どうやら、昔のイタリアの有名人は苗字ではなくて名で呼ばれる習慣があったようだ。このこと自体は、現代の有名人が名で呼ばれているのと同じ感覚だったのかもしれないが、いまだに続いているのはおもしろい。(ダ・ヴィンチなど、例外もあるが・・)

ちなみに、ガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォ・ガリレイはリュート奏者・作曲家だったそうだ。YouTubeで探すとヴィンチェンツォ・ガリレイの曲の演奏も見つかった。

YouTube Jason Carter「サルタレロ」by Vincenzo Galilei

さらに、ミケランジェロ・ガリレイという作曲家の曲もあった。説明文にはミケランジェロは「天文学者ヴィンチェンツォ・ガリレイの子」とあるが、ヴィンチェンツォは天文学者ではないので、ガリレオの間違いだろう。

Peo Kindgren「Toccata in A」by Michelangelo Galilei (美しい)

←村治佳織@ガリレイ
banner_04.gif b_03.gif
posted by muse at 20:30| Comment(8) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

名器を味わうには・・・

皆さん、「名器」と言うと何を思い浮かべますでしょうか?一般の声を聞いてみようということで「名器」でグーグル検索すると・・・

はい、下ネタでした。すいません(笑・・)。さて前回、ハーモニカのストラディバリウスなんてものをご紹介しましたが、「ストラディバリウス(ストラディバリ)」というのは、17−18世紀にイタリアのアントニオ・ストラディバリが製作したバイオリンの名器のこと。オークションでは数億円で落とされることもある、非常に高い価値のつけられた楽器です。世界に数百個存在するそうですが、普通に手に入れることはできないヴァイオリン・・・。「ストラディバリ・モデル」というのはありますが・・。

【送料無料・税込 代引き手数料無料】★Hengsheng(ヘンシェン)★HAV-GU Guarneri Replica★s...

ストラディバリウスで演奏したことがある人は、日本人では五嶋みどり諏訪内晶子千住真理子川井郁子高嶋ちさ子など、当然のことながら多くはありません。

カンタービレ

ストラディバリウスの音色@千住真理子『カンタービレ』。名器の音色はやっぱり違うという声もあったり、あんまり違いがわからないという声もあったり・・・。名器を味わうには、それなりの力量が必要ということ??

はい、再び下ネタチックでした、すみません(笑・・)。ところで、「カンタービレ」って最近よく聞くようになりましたね。『のだめカンタービレ』、人気上昇中です(僕はまだチェックできてませんが)。漫画の時からしばしば噂を聞いてましたが、ドラマになってたんですね。もう早速オムニバスCDの発売が決まってます。ちなみに、カンタービレというのは、音楽用語で「歌うように」という意味だそうです。
のだめカンタービレ(#1)
オムニバス/のだめカンタービレ キャラクター・セレクション のだめ編【CD】「のだめオーケストラ」LIVE! / のだめオーケストラオムニバス/のだめカンタービレ ベスト100
posted by muse at 19:24| Comment(6) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

親指ピアノ@ソトコトCD

月刊ソトコト8月号は「ロハスな子育て」の特集で内容も面白かったが、特別付録でついていたタンザニアの親指ピアノのCD(ソトコトCD)が素晴らしかった。
「ソトコト」2006年8月号創刊7周年記念特大号 ロハスな子育て【0608超得】
タンザニアにフクエ・ザウォセという、親指ピアノ(リンバ)と歌の名手として世界的に有名なミュージシャンがいたそうだ。残念ながらザウォセは2003年に亡くなったそうだが、その音楽を受け継ぐミュージシャンたちの音楽を特集したのが、特別付録のこのCD。ザウォセに弟子入りした日本人ミュージシャン「サカキマンゴー(Sakaki Mango)」と、ザウォセ一族のファミリー・バンド「CHIBITE(チビテ)」の曲が3曲ずつ、合計6曲も入っている。伝統的音楽の持つ穏やかな雰囲気と、親指ピアノの不思議なアンサンブルが持つ前衛的な空気・・・。しびれる。

サカキマンゴーの3曲は、ソロ・デビュー作『リンバ・トレイン(limba train)』からの収録。トリップ感のあるサウンド空間がかっこいい。たくさんの親指ピアノが重なった分厚い音の幕が幻想的に揺らめく「limba train」。以前、ご紹介したジョセフ・ンコシのマリンバの音にも共通するシビレル音の粒が、脳内のトランス・スイッチを押し続ける。「nhemamusasa」では、 最高級のオルゴールのような美しい親指ピアノの音たちが、不思議な音階をたどって渦巻く。とても気持ちいい。日本語のタイトルがついた「浜へ」は、これまたシビレル音素をふんだんに混ぜた親指ピアノによる弾き語り。
サカキ・マンゴー/リンバ トレイン(紙ジャケット仕様)←『リンバ・トレイン(紙ジャケット仕様)』
サカキマンゴーのホームページ←ライブの情報はこちらから。

CHIBITEの音源は、8月5日にネット上で発売されたアルバム『In Bagamoyo -Tanzania Africa-』からの3曲。夜の虫の声がする中、屋外で録音されているということもあり、まるで森の中のお祭りのようだ。弦楽器、笛、打楽器、親指ピアノ、歌・コーラスなど、用いられる楽器も多彩で楽しめる。「Chikae Gwe Chikae」は、薄もやの中に立ち現れるゆったりとした幻想的な音楽。伝統的な音楽のようでもあるが、前衛的にも思える不思議な空間の広がりを持つ。「Mkulawa Hai」は太鼓とコーラス、さらに笛や掛け声が祭りの雰囲気を盛り上げる。アフリカ的(?)な不思議なハーモニーのコーラスが気持ちいい。「Mkungwe Wakuno」は、親指ピアノによるウォール・オブ・サウンドが幻想的だ。リード・ボーカルの歌唱力も素晴らしい。
IN BAGAMOYO Jacket S.jpg←『イン・バガモヨ』
CHIBITEのホームページ←こちらで試聴ができます。

カリンバS 調律済 明るく優しい音(解説パンフ付)0626祭5タンザニア・カリンバ☆LLサイズ←親指ピアノ。
ザヴォセのイリンバ大ザヴォセのチリンバ極小←ザウォセ・モデル。高いですが。
posted by muse at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

川井郁子@セクシー・ヴァイオリニスト

まじめな記事を書いた後には、ちょっと不真面目な記事を書いてみたくなるものである。というわけで、今日は日本の誇るセクシー・ヴァイオリニスト川井郁子について書いてみたい(笑・・)。
ラ・ジャポネーズ「嵐が丘」〜ヒースクリフに捧ぐ嵐が丘川井郁子/インスティンクトヴァイオリン・ミューズ川井郁子/オーロラ (通常盤)←CD
川井郁子/オーロラ川井郁子/嵐が丘 LIVE←DVDも。

川井 郁子『ラ・ジャポネーズ  La Japonaise』←新作。試聴+ダウンロード可能!

川井郁子は最近CMにも出ていたし、新聞にも広告が登場することがあるので、彼女のことをご存知の方も多いだろう。テレビ出演、テレビ番組のテーマ曲作曲のほか、女優としても活動するなど、幅広く活動している。

僕は一度、彼女の演奏をナマで聞いたことがある。前々から「めちゃくちゃセクシーや」とか、「演奏中の表情がイッテル」とか、さまざまな評判を聞いていたのだが、実物は実際、すごかった。

まず、ステージに立っている彼女の放つセクシー光線にたじろいだ。身体の曲線を美しくなぞる衣装弓を操りながらしなやかに波打つ姿態憂いを含みながらも恍惚とした表情。すべてがセクシーだ。それから、音。並の奏者ではないことは、彼女の一音を聞いただけでもわかる。驚くほど音に艶があって、びんびん体に響いてくる。そして、ほっそりとした体のどこにこれだけのパワーがあるのかと思うくらいに激しく情熱的で、官能的だ。

僕自身、セクシー・ヴァイオリニストだなんて書いたのだが、「川井郁子=セクシー」という図式は、彼女の本来の実力を矮小化しているかもしれない。ビジュアル面を無視しても、素晴らしい音楽家であることは間違いないのだから(まぁ、彼女自身がそれで売ってる部分があるから、しょうがないけど)。しかし中には、股間の動向が気になって音楽に集中できない男性がいるかもしれない(笑・・)。「美女のジレンマ」である。
レッド・ヴァイオリン←フォト・エッセイ集も出版されてます。
The Red Violin
posted by muse at 19:27| Comment(6) | TrackBack(3) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月06日

原爆と火事〜広島平和記念資料館にて

今日は原爆が広島に投下された日。何年か前に広島の原爆資料館(広島平和記念資料館)に行ったときのことを、ふと思い出しました。
広島平和記念資料館←資料館のウェブサイト

小学生のときにも修学旅行で原爆資料館には行ったんですが、「オトナ」になってから見ると印象が違うかなと思って、行ってみたのでした。いろんな展示物の背景や内容など、小学生のときよりもよく理解しながら見ることができました。一度見たものだし、衝撃の大きさは軽くなるかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした・・。ところが、展示を僕の近くで見ていたおばさんたちがこんなことを言っているのを聞いてしまいました。

普通の火事でもこのくらいになるわよねー

たしかに、展示の少なくとも一部は、普通の火事で燃やされることでも似たような状態になりそうなものがあります。だから、このおばさんの発言が間違えているとは思いません。でも、この発言から、僕はもっと重要なことに気がつかされました。

原爆の恐ろしさは実は「原爆資料館に残っていないものが山ほどある」ということなのかもしれません。影も形も残さずに一瞬のうちに消え去ったものが無数にある(「残された影」の衝撃的な展示もありますが)。一瞬のうちに消えてしまった人もたくさんいる。さらに・・・形にははっきりと残らないけれど、人々を内側から苦しめた放射能による病(写真や遺物が残っているものは一部でしょう)。こういったものが原爆の一番恐ろしいところなのだと思います。残念ながら物的証拠としては資料館に残っていないものが、展示物の背後にそれこそ無数に眠っているということを忘れてはいけないと思いました。

ヒロシマというと、『祈りの虹』という素晴らしい合唱組曲を思い出します。「ヒロシマにかける虹」という曲(新実徳英・作曲、津田定雄・作詞)。
祈りの虹←楽譜です。
ラベル:反戦
posted by muse at 17:41| Comment(4) | TrackBack(11) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

ジョセフ・ンコシ、マリンバ・ライブ

Billy Joel の来日公演情報で、ものすごい数の方が当ブログに来てくださっているようです。フィーバー状態・・(笑)。ですが、これまでどおりに進めてまいります。

先日、某所でジョセフ・ンコシ(Bhekumuzi Joseph Nkosi)という人のライブがあったので見に行った。名前を聞いてわかる方もいらっしゃるかもしれないが、ジョセフ・ンコシは南アフリカ出身のマリンバ奏者。当日は、日本人の河辺知美とのユニット「NKOSI AFIRICA」としての出演だった。
joseph-cd.gif←発売中のCD。画像をクリックすると彼のHPへ。

マリンバというのは木琴のことだが、これをたたきながら歌を歌うというスタイルだった。それと、ジョセフが(たぶん)カホンもたたいていた。マリンバを叩きながら、歌いながら、さらにカカトでバスドラのペダルを踏んでカホンを叩いていた。
濱崎商会 Original Cajon [カホン]←カホン:小学校の椅子のような打楽器。
ところで、彼らの叩く木琴、日本で普通に聞ける木琴とは音質が全然違うのに驚いた。音の中にビビリ音というか、しびれる音素がかなり混じっていて、もやのかかったような独特の空気が生じる。日本(西洋)の木琴が「澄んだ音」をしていて、あまりおもしろみがないのとは対照的だ。しかもこのマリンバ、なんと手作りなのだという。彫刻や文様などの装飾を施された美しいマリンバだった。音にも外見にもこだわっている。

演奏も素晴らしかった。はじけるようなリズム感のメロディがすごいスピードで生まれてくる。ソロのようなところも多く、アドリブでやってるのかどうかよくわからないけど、ともかくすごかった。そして、ジョセフの歌は、いい具合にサビの入ったやさしい声質で、とても気持ちがよかった。川辺知美の踊りまくりながら叩くスタイルもとても楽しめる。

ジョセフ・ンコシは、2001年から活動の拠点を大阪に移しているそうだ。だから、かなり日本語を話せるようだ。日本語のホームページもあるので、ライブ情報などはそちらをどうぞ→ジョセフ・ンコシのホームページ
posted by muse at 20:30| Comment(2) | TrackBack(1) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

ウルトラマンの宇宙

しつこく宇宙の話を続けてきた。3分たったのでそろそろ地球に帰らないとラーメンがのびてしまうが、最後にウルトラマンの話だけしたい。と言っても、ストーリーのことではなくて、オープニング・ソングのこと・・・。子どものころに買ってもらったカセット・テープが出てきたので聞いてみたのである。
最新決定盤!!ウルトラマン2005〜2006
ウルトラマンのうた」:胸につけてるマークは流星・・・。うーむ、懐かしい・・・。ティンパニー、ホルンなどの小編成のオーケストラとギター、ドラムスという編成のバンド・サウンド。みすず児童合唱団の声質が時代を感じさせる。ホルンがとてもいい雰囲気をかもし出している。よく聴くと不協和音を弾いているピアノが入っていて、これもなかなかかっこいい。曲の冒頭のトランペットなど、オケや合唱団が何箇所か音をはずしているように聞こえるのは、僕のテープがおかしくなっているからだろうか?「ウルトラマンタロウ」:ウルトラの父がいる、ウルトラの母がいる、そしてタロウがここにいる・・・。三鷹淳のボーカルとコロムビアゆりかご会のコーラスがあまりにも古臭くて笑えるが、懐かしい。この曲でもホルンがいい雰囲気作りをしている。間奏で歪んだギターのソロがあるのだが、これがまたちょっと笑える。「帰ってきたウルトラマン」:君にも見えるウルトラの星・・・。初期ウルトラマン・シリーズの主題歌の中で一番美しい曲だ。実はこれ、すぎやまこういちの作曲である。リヴァーブの利いたボーカルが気持ち良い。ボーカルは団 次郎。このシリーズのボーカリストの中では一番綺麗な歌い方だ。ハープやティンパニー、そしてまたしてもホルンがいいアクセントになっている。前奏、間奏のジャズっぽいパートも良い。「ウルトラセブンのうた」:この曲はまず冒頭がいきなりかっこいい。どこかの国の国歌のようなかっこいいファンファーレから、「セブン、セブン、セブン、セブン・・・」というコーラス。この番組が始まる瞬間に感じていたあの興奮がよみがえる。曲が始まると、ゆったりとしたテンポの曲でありながらドラムが動き回っていて面白い。この曲でもホルンがいい味を出している。間奏に挟まる『スターウォーズ』の音楽のようなパートもかっこいい。

ウルトラマン80」:TALIZMANというグループが演奏している。ゴダイゴのような洋楽っぽさを感じさせるバンドだ。何箇所か、クイーンの「キラー・クイーン」のようなコーラスを響かせる所もある。「ウルトラマンレオ」:ウルトラマンの中で、見た目では僕はレオが一番好きだった。でも、番組は見たことが無い。曲の方だが、かっこいいキーボードやアヴァンギャルドな間奏が入っていたりして、なかなか面白い。真夏竜のボーカルが渋くてかっこいい。少年少女合唱団みずうみも気持ちいい声を聞かせてくれる。「ウルトラマンA(エース)」:この曲はなんだか悲壮な雰囲気だ。ウルトラマンエースというのはいつも苦戦していたんだろうか?「アンドロメロス」:ウルトラ超伝説・アンドロメロス、妙にマニアックな曲が入っているものだ。僕はこれの番組を見たことが無い。水木一郎のボーカルは少し古臭いが、のりのいいバンド・サウンドだ。
ウルトラマン コンプリート・ソング・コレクション
デジタルウルトラシリーズDVD Vol.1ハピネット・ピクチャーズ ウルトラマン/ウルトラセブン(1)DVDウルトラマン 1-2←番組がDVDに!
posted by muse at 18:46| Comment(4) | TrackBack(2) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。