2013年10月05日

ミュージシャン、レコード会社、プロデューサー

ニルヴァーナ、『イン・ユーテロ』制作でスティーヴ・アルビニが送ったFAXが公に

興味深い記事でした。『イン・ユーテロ』制作前、バンドからプロデューサーになってくれと要請されたスティーヴ・アルビニがバンドに返信したファックスの内容です。ミュージシャンとレコード会社の関係、プロデューサーとの関係について、考えさせられます。

「現時点でのきみたちにとって最良の策はまさに君たちがこの間言っていたことをそのままやることだと思います。つまり、数日間でレコーディングを済ませ、高いクオリティの内容をほとんど『プロデュース』することなく制作し、話のわからない会社の連中にはまったく関与させないこと」
「少しでもレコード会社の関与や妥協を許すつもりがあるなら一切関わり合いたくない」
「僕はバンドの音楽と存在についてのそのバンド自身の認識を正当に反映するようなレコードに関与することにしか興味はありません」

「あくまでもバンド本位にしか取り組まないので、サウンドを作り上げたり指示したりするようなこともしない」
「バンドから何かを求めていかないと何も始まらない」

「印税はあくまでもバンドにしかふさわしくない。もし300万枚も売れるようなことがあったとしたら、印税だとプロデュース料にはふさわしくない高額なものとなってしまう」

「1週間くらいでレコードを仕上げられないというのは、誰かがしっかりやっていないことだと思うよ」

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posted by muse at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Nirvana ニルヴァーナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

カート・コバーンのギター・レプリカ@ブリーチ

ときどきご紹介しているベン・シャーマンヴィヴィアン・ウェストウッドなどの取扱店「アナログ・ロック」では、楽器も販売しています。その中にこんなものを見つけました。ニルヴァーナ初期、ファースト・アルバム『ブリーチ』のレコーディング等にも使用されていたというカートコバーンのギターUnivox ユニボックス・ハイフライヤー」のレプリカ・モデルです。カートコバーンの命日(4月5日と言われている)にちなんだ限定販売の商品だそうです。「商品番号『MILK IT』。音にもこだわって製作したレプリカモデル」!
「ユニボックス・ハイフライヤー」限定レプリカanalog under ground/CUSTOM FLYER

で、『ブリーチ』。『ブリーチ』はニルヴァーナのデビュー・アルバムである。ニルヴァーナ流の絶妙のポップ・センスもすでに見え始めてはいるが、むしろ衝動的な激しさがむきだしとなっている印象が強い。ニルヴァーナの作品の中で最もハードだと言えるかもしれない。そして、しばしば影を帯び、ときに感情むき出しになるカート・コバーンのボーカルがともかくすごい。比較的みじかい曲が全部で13曲。「フロイド・ザ・バーバー」は、稚拙ながらキャッチーなリフとニルヴァーナ的な展開に病みつきになる曲。狂おしくハードな「スクール」の次は、彼らのデビュー・シングル「ラヴ・バズ」だ。この曲はニルヴァーナのオリジナルではないが、ちょっとエキゾチックな味わいがおもしろい。後半でギターが荒れ狂うところもすごい。「ペイパー・カッツ」は不穏なギター・サウンドの上に、カートがさまざまな色のボーカルを落としていく。いま聞いてもかなり前衛的な、刺激的な曲だ。「ネガティブ・クリープ」は、ニルヴァーナの作品の中でも最も激しくもだえ叫ぶ曲だろう。続く「スコフ」「スワップ・ミート」「ミスター・マスターシュ」と、昇華しきらないフラストレーションを生でぶつけてくるタイプのハードな曲が並ぶ。まさにニルヴァーナの初期衝動そのものという感じだ。
【CD】ニルヴァーナ /ブリーチ<2003/4/9> ←『ブリーチ』
Bleach ←試聴はこちら
posted by muse at 17:41| Comment(2) | TrackBack(4) | Nirvana ニルヴァーナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

カート・コバーン最期の48時間「Last days」

先日ご紹介したニルヴァーナのボーカル、カートコバーンが自殺する直前の最期の48時間を描いた映画「Last days」が今年の春からとうとう日本でも公開されるそうです。当然ながら映画の内容はかなり重く、つらいもの・・・。見に行きたいような、見に行きたくないような複雑な気分・・・。映画にはソニック・ユースのメンバーも出演しているそうです。
(愛、平和、思いやり カート・コバーン @ Nirvana)

NirvanaKurt Cobain)のグッズを集めてみました。街中でもよく見かけるもの、見たことが無いもの、いろいろですね。
ニルヴァーナ/NEVERMINDKURT ACOUSTICNIRVANA - In Utero TシャツNIRVANA(ニルバーナ)プリントSS-TシャツTOTE BAGトートバッグ[ NIRVANA CIRCLE ]NIRVANA - Live TシャツプリントトートバックNIRVANA 3ニルヴァーナ/カートコバーン/COLOR TINT
posted by muse at 21:52| Comment(4) | TrackBack(1) | Nirvana ニルヴァーナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月12日

愛、平和、思いやり カート・コバーン @ Nirvana

今日はニルヴァーナについて。

ロハスだなんだと書いてきた僕がニルヴァーナを取り上げることに違和感を覚える人もいるかもしれない。しかし、ニルヴァーナは僕の心の健康状態を保つために欠かせない存在だといっても過言ではない。パンクだのグランジだのへヴィーロックだのオルタナだのといった「カテゴリー」は、僕にとってはあまり重要ではない。重要なのはむしろ、「弱さへの救い」とか「」とか「思いやり」といった精神的な部分と、それらに深く根ざした真摯なサウンドだ。「愛、平和、思いやり」、これは27歳で猟銃自殺したボーカルのカート・コバーンが、その遺書の最後に書きとめた言葉。

ニルヴァーナのアルバムはどれも素晴らしい。一枚一枚を紹介してもいいのだが、ベスト盤が再発されるそうなのでベスト盤について書こうと思う。彼らの音楽は「ノイジー」なものが多い。カートの歌声も陰鬱な表情から叫び声まで変化するが、明るさはあまり無い。しかし一方で、緩急の変化に富んだ曲構成は、ポップ・ミュージックとしての至上の楽しみを与えてくれることも事実である。また、メロディやコードの転回に独特の新しいスタイルを確立した彼らの高い創造性も忘れてはならない。
ニルヴァーナ/ベストNIRVANA/NIRVANA(BEST)←輸入盤 〔送料無料キャンペーン中〕ニルヴァーナ ニルヴァーナ・ベスト-CD-(1/25〜)←再発予定の日本盤

しかし、やはり最も重要なのはサウンド全体から感じられる「真摯さ」だろう。自己の存在生き方に対する真剣なまなざしに基づくカートの歌詞の世界もその原動力になっていたに違いない。「Smells like teen spirit」「Come as you are」「Lithium」「In bloom」「Heart Shaped Box」「All Apologies」などなど・・・どの曲にも、自己否定と肯定との間で揺れつづける存在の悩みと愛のテーマがあるといっていいだろう。他のアルバムには収録されていない「You know you're right」も、陰鬱→轟音→陰鬱→轟音のコントラストにただよう(ただ酔う)ことができる名曲。「Been a son」など、ポップ性が高くて楽しめる曲が入っているのも嬉しい。「Dumb」「The Man Who Sold the World」といった落ち着いた雰囲気の曲にも味がある。結局、「俺はたいした人間ではない」という頑張りすぎない精神が救い・癒しになるという意味では、先日紹介したビョークロハスなどにも通じるものがあると言っていいだろう。

天上の癒し音楽・ビョーク『ヴェスパタイン』  頑張りすぎないロハス


【CD】ニルヴァーナ/スリヴァー〜ベスト・オブ・ニルヴァーナ+3<2005/10/26>
【Rock/Pops:ニ】ニルヴァーナNirvana / With The Lights Out (CD) (Aポイント付)←CD3枚DVD1枚のボックス・セット!
posted by muse at 15:39| Comment(4) | TrackBack(2) | Nirvana ニルヴァーナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする