2006年01月08日

天上の癒し音楽・ビョーク『ヴェスパタイン』

今日は昨日に続いて究極の癒し音楽の紹介です。
Bjork の4thアルバム『ヴェスパタイン(Vespertine)』!!

ヴェスパタイン

ビョークというと「エキセントリックな、過激な女の子」というイメージが強いのではないだろうか?このアルバムも彼女独特の「秘密めいた不思議な音世界」が聞けるという意味ではまさにビョークなのだが、若い頃の彼女の強さのイメージはここには無い。このアルバムは、すべてを優しく包み込むような、母性神的な作品と言える。ビョーク自身が「これまでで最も内省的な作品」と言っているが、自己完結的なものでは無いし、強く自己主張をするものでもない。自分が乗り越えてきた苦しみをもとに、すべての悩める心を暖かく包み込んでくれる作品なのだ。製作姿勢がこのように大きく変化したのは、彼女が映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(サントラ「セルマソングス」)に出演したことがきっかけだったとも言われている。

このアルバムの音楽はまるで天上の音楽のように響く。愛の恍惚感にたゆたう「コクーン(繭)」、うまくいかない時に聞きたくなる「イッツ・ノット・アップ・トゥ・ユー」、どうしようもなければすべてを解き放ってと歌う「アンドゥ」、天界に果てしなく広がる崇高な祈りの歌「オーロラ」、悪夢の中で、自分を支えてくれる人たちの存在に気付く「エアルーム」、自分らしさの追及と愛の「ユニゾン(調和)」・・・。このアルバムは「弱く、悩み苦しむ者たち」へのビョークからの贈り物と言えるだろう。この作品が「キッドA」あたりのレディオヘッドとしばしば比較されるのも、音世界の雰囲気がやや似ているからだけではなく、癒しの精神性にもつながる部分が多いからだろう。

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セルマソングズ〜ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク

レディオヘッド/キッド A レディオヘッド『キッドA』


ラベル:ビョーク
posted by muse at 13:45| Comment(8) | TrackBack(1) | Bjork ビョーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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