昨日はじめて見たんですが、
日産ラティオ のCMソングに
CREAM の「
I Feel Free」が使われてますね。「ボンボンボンボボンボン・・・ボンボンボンボボンボン(アイ・フィール・フリー)♪・・・」と始まるやつです。
→The Very Best of Cream(こちらで試聴も可)←
というわけで、
クリームのベスト盤の紹介。クリームというと、
エリック・クラプトン、
ジャック・ブルース、
ジンジャー・ベイカーの3人の演奏の名手によるスーパー・バンドということがしきりに言われます。たしかに、彼らの演奏力は素晴らしい。しかし、ただうまいだけではありません。どこまでも硬派で、渋くて、かっこいい。彼らは商業的にも大成功していますが、耳に優しい甘い音楽とは正反対のもので成功したところはすごいと思います。
「
アイ・フィール・フリー」はそんな硬派なイメージの強い曲のひとつ(詞は
アンダーグラウンド詩人、
ピート・ブラウンのもの)。ジャックのエモーショナルなボーカル、波打つコーラス・ワーク、クラプトンのギターソロ、ピアノの連打がどこか不穏な雰囲気をかもしだし、恋や自由の喜びと焦燥感を同時にあらわしているようです。
このベスト盤には他にも素晴らしい曲がたくさん入ってます。説明不要のクリームの代表曲「
サンシャイン・ラブ」はひたすら渋くてかっこいい・・・。もう一つの代表曲「
ホワイト・ルーム」は曲のかっこよさ、
クラプトンの
ワウワウ・ギターのかっこよさだけではなく、
ピート・ブラウンによる歌詞も素晴らしい。「
Platform ticket, restless diesels, goodbye windows(
プラットホーム・切符、すぐに出発するディーゼル機関車、さよなら・窓)」のような、
文章にしないテンポ感にしびれます。「
アイム・ソー・グラッド」は恋の喜びと悲しみに激しく引き裂かれるような曲。「
英雄ユリシーズ」は、
ワウペダルをつかったクラプトンのギターがかっこいい。「
スーラバー(
SWLABR)」は、「She walks like a bearded rainbow」の頭文字をとったという曲名もおもしろいですが、動きの激しいギター・リフもおもしろい。「
政治家」は、ずるがしこくて傲慢な政治家を揶揄したユーモラスな曲。ジンジャー・ベイカーの曲「
ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」は、ひねりが多くかなり凝っていておもしろい。「
荒れ果てた街」は
ピート・ブラウンの歌詞がまたまたかっこいいのに加え、途中で高速3連のリズム(?)が挿入されて一気に飛翔するアレンジにもしびれます。「
クロスロード(ライブ)」はクリームの演奏能力の高さを実感できる一曲。「
エニイワン・フォー・テニス」はクラプトンによるかわいらしい曲で、異色ですがうれしい一曲。「
バッジ」は
ジョージ・ハリソンとクリームの共作。
そういえば、
ラティオのCMは以前はたしか
ジョン・レノンの「
スターティング・オーバー」を使ってましたね。あの時は、元の曲を知らない人には音楽として聞こえんぞ・・・というような変な使い方をしていたのでちょっと不満だったんですが、今回の「アイ・フィール・フリー」はいい感じ。