2007年01月05日

どうしてガリレオっていうの??

最近ふと気になったことがある。欧米のミュージシャンを呼ぶとき(欧米か!)、苗字ではなく、しばしば愛着を込めてファースト・ネームで呼ぶ。ミック(ジャガー)、ポール(マッカートニー)、ジョン(レノン)、ビリー(ジョエル)、トム(ヨーク)、マイケル(ジャクソン)、シド(ビシャス)のように。クラプトンはなぜか、エリックという表記をあまり見かけない気もするが・・。

しかし、歴史的に有名な欧米人の名前の場合、普通はファミリー・ネームの方を使う。(アルベルト)アインシュタイン、(アドルフ)ヒトラー、(ウィンストン)チャーチル、(マハトマ)ガンジー、(カール)マルクス、(チャールズ)チャップリン、(チャールズ)ダーウィン、(ニコラウス)コペルニクス、(ジャン・ジャック)ルソー、(アイザック)ニュートン、(レオナルド)ダ・ヴィンチ、(ルネ)デカルト、(マルティン)ルター、(ヴォルフガング・アマデウス)モーツァルト、(ルートヴィヒ・ヴァン)ベートーベン、(ヨハン・ゼバスティアン)バッハ、(モーリス)ラヴェル、(ヨハン・ヴォルフガング・フォン)ゲーテ、(ウィリアム)シェークスピア、(パブロ)ピカソ・・・。

しかしである。なぜか天文物理学者ガリレオ・ガリレイは「ガリレオ」と呼ばれることが多い。「ガリレイ」単独の表記をあまり見ない気がするのだ。これはいったいなぜ??

時代がもっと古くなれば、個人名しか出てこなくなるのだが(ソクラテス、アリストテレス、ピタゴラスなど)、姓と個人名がある場合に個人名が通称になっているのは、ガリレオだけではないだろうか?

と思っていたら、他にもいた。ラファエロ(サンティ)、ミケランジェロ(ブオナローティ)、そしてダンテ(アリギエーリ)。探せば他にもいるかもしれない。父親も有名人の場合に混同を避けるために個人名を使っているのかとも思ったが、そうでもないようだ。・・と、ここでこれらの4人はみなイタリアで活躍した人だということに気付く。どうやら、昔のイタリアの有名人は苗字ではなくて名で呼ばれる習慣があったようだ。このこと自体は、現代の有名人が名で呼ばれているのと同じ感覚だったのかもしれないが、いまだに続いているのはおもしろい。(ダ・ヴィンチなど、例外もあるが・・)

ちなみに、ガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォ・ガリレイはリュート奏者・作曲家だったそうだ。YouTubeで探すとヴィンチェンツォ・ガリレイの曲の演奏も見つかった。

YouTube Jason Carter「サルタレロ」by Vincenzo Galilei

さらに、ミケランジェロ・ガリレイという作曲家の曲もあった。説明文にはミケランジェロは「天文学者ヴィンチェンツォ・ガリレイの子」とあるが、ヴィンチェンツォは天文学者ではないので、ガリレオの間違いだろう。

Peo Kindgren「Toccata in A」by Michelangelo Galilei (美しい)

←村治佳織@ガリレイ
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posted by muse at 20:30| Comment(8) | TrackBack(0) | クラシック&ワールド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イタリアの名前の表記のせいなのではないでしょうか?
トスカーナ地方では、長男の名前は苗字を単数形にしてつけることがあるとか。
だからガリレイ家の長男はガリレオ君になるんですね。
ダ・ヴィンチはヴィンチ村(ヴィンチ家)出身という意味だし、ミケランジェロの名前にも「di」が入っているのが、怪しい(笑)ですよね。
ダンテに至っては、わけわからんです・・・
ぜ〜んぶウィキペディア・ネタなので、よかったらご覧ください。

でもわたしにとってガリレオは、「ガリレオ・フィガロ〜!」ですね(笑)
Posted by vivian at 2007年01月06日 09:37
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

確かに、人によってファースト・ネームだったり
ファミリー・ネームだったりとそれぞれですよね。
museさんの場合は“muse”でOK。
僕の場合は・・・“mute”or“beat”?
どっちだっていいだろう!てな感じですね。新年そうそうごめんなさい。

今年もこんな感じですけど、よろしくお願いしま〜す。
また、遊びにきますね!
Posted by mute_beat at 2007年01月06日 23:46
vivianさん、どうもありがとうございます。
イタリアの中でも地方によって習慣が違うでしょうから、その辺で変わってくるのかもしれませんね。
そうでした、ガリレオはクイーンのボヘミアン・ラプソディにも出てきましたね。ガリレオ、フィガロ。この歌詞、よく考えたらすごくうまいですよね。ガリレオの背負ってるストーリーと、フィガロの背負ってるオペラの雰囲気(?)を曲の中に吸収しちゃってます。
Posted by muse at 2007年01月08日 15:49
mute_beatさん、明けましておめでとうございます!
クラプトンって不思議ですよね。やっぱり神様だから気安くエリックとは呼びにくいのかな・・(?)。
muteとbeatは、名と姓ですか?姓と名ですか?・・・って引っ張るなってところですかね、これ(笑)。
というわけで、今年もよろしくお願いします〜。
Posted by muse at 2007年01月08日 16:00
すごく勉強になりました(^^)!
こういう話題もいいですねえ!!
楽しかったです(^^)!!
Posted by 波野井露楠 at 2007年01月09日 00:44
波野井露楠さん、どうもありがとうございます!
ふと気になったので考え込んじゃいました(笑)。こんなんでいいのかどうかはもっと調べてみないとわかりませんが、いろいろ調べて考えたりするのはわりと楽しいですね。
Posted by muse at 2007年01月09日 12:18
わたしも実は疑問に思ってました。
イタリアって名前で呼ばれる方が多いんですね。初めて知りましたよ。
余談ですが、村治佳織のこのアルバム持ってますよ。実はコンサートにも行ったことあります。
ミケランジェロ・ガリレイの曲もそういえば演奏していたような・・。考えてみれば面白いですよね。
Posted by ろ妃江 at 2007年01月12日 13:00
ろ妃江さん、どうもありがとうございます。
イタリアの中でも地方によって、時代によって変わっているかもしれませんけど、ガリレオやミケランジェロはそうみたいですね。ミケランジェロっててっきり苗字かと思ってましたし・・。
ガリレオの時代の音楽って考えると、また趣きが違って聞こえますよね。クラシックって何も考えずに聞くと退屈なこともありますが・・。
Posted by muse at 2007年01月12日 19:37
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