・・・が、ソナチネのメヌエットは結局見つからなかった。そのかわり、とてもおもしろいものをみつけた。
↓
YouTube ブランフォード・マルサリス@「亡き王女のためのパヴァーヌ」(削除されちゃいました・・・)
↑
なんと、ブランフォード・マルサリス(Branford Marsalis)とオーケストラによる「亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante defunte)」だ。ブランフォード・マルサリスといえば、スティング・バンドでサックスを吹いていたジャズ・ミュージシャン。スティングの『ブリング・オン・ザ・ナイト』での演奏については、以前書いたことがある。ラヴェルのこの曲はピアノ・バージョンもとても美しくて好きな曲なのだが、このバージョンも素晴らしい・・・。
スティング&ブランフォード・マルサリス「リトル・ウィング」ライヴ映像!
↑
こちらはジミ・ヘンドリクスの名曲「リトル・ウィング(Little Wing)」のカヴァー。ブランフォード・マルサリスのサックスはやはり素晴らしい。あまり他人から触られたことの無い体の部位ってとても敏感なものだが、彼のサックスはちょうどそういう部位だけを素早く次々に押さえていくマッサージのようだ。音の並びが新鮮で気持ちいいのである。バンドの後半の盛り上がりもすごい。スティングもめちゃくちゃかっこいいのだが、間奏で椅子に座っちゃうところが映ってるのがちょっと笑える・・・。



Jimi Hendrix『Little Wing』←ジミヘン「リトル・ウィング」の試聴+ダウンロード購入
特にこの「Nothing Like The Sun」は僕もお気に入りのアルバムです。
スティングの音楽的センスが遺憾なく発揮された感がありますね。
リリースされた当初は、クォリティーの高さにビビリまくり!ってな感じで・・・
今でも全然カッコいいですけど。
ポリスとは一味違うスティングが楽しめて、好きです。
あと、ジミヘンもいいっす!
スティングのこの作品はほんとに渋くて、センスもよくっていいですよね。ポリス好きな人にはわりとウケがよくない作品のようにも思いますが、僕はどっちも好きです。
ジミヘンってギターばりばりの人っていうイメージが強かったんですが、じつは作曲センスもすごくいいですよね。
>ポリス好きな人にはわりとウケがよくない作品のようにも
ポリスの三人によるあの圧倒的な疾走感と空間のライブが好きな当時のファンにとっては、確かにこの頃のStingは方向性が違っていて馴染めないのかもしれないですね。
Youtubeで主に初期のポリスのビデオを見て喜んでいた私は、このSNLのビデオのこと知りませんでした。ありがとうございました。
このビデオの翌年の日本公演を見たのですが、このビデオのドラムの凄さに驚きました。1988年のドラムも悪くはなかったのですが、アルバムで叩いてるマヌ・カッツェの独特のノリはやはり望むべくもなく・・・と思ったらその前年にこの演奏?はて誰だ?こんなすごい奴が無名のわけはない・・・と思って調べてみたら案の定このSNLのビデオはマーヴィン・”スミッティ”・スミスのようです。
・・・とここまで書いて1988年に見に行く時「マヌ・カッツェはツアーで一緒には回らないのか・・・。マーヴィン・スミスもこないみたいだ・・・。ドラムがちょっと心配?」と不安になったのを思い出しました。20年近くたった今改めてスミス入りのStingバンドでなかったのが悔やまれます。
実際の公演ではブランフォードより故ケニー・カークランドのソロでぶっとばされました。
>じつは作曲センスもすごくいいですよね。
ワタシもかねがねそう思っていました、というかStingがこの時期アドバイスを求めたといわれるギル・エヴァンス(これまた故人)もジミのメロディー・メイカーとしてのセンスを高く評価していたんではと考えています。