2006年06月08日

洋楽の歌詞の対訳〜プリティ・ヴェイカント

洋楽を聴くとき、みなさんは歌詞の内容をどのくらい気にしますか?

僕は、まず最初に聞くときには歌詞の内容をほとんど気にしません(というか、すぐにはわからないからですが)。何度か聞いて好きになった曲については、歌詞カードなどを見て、おぉーやっぱり胸に響く内容の歌だったんだなぁと思ったりします。

しかし、歌詞やタイトルの日本語訳ってよく間違ってるんですよね。このブログでも何度か「これはおかしいんちゃうか?」というのを書いたことがあります(レディオヘッド『金魚鉢の中の孤独へのアンチテーゼ』ザ・フー『四重人格』「ドゥローンド」とか・・・)

で、今日のは間違っているのかどうかはわからないのだけど、ちょっと疑問に思った対訳・・・セックス・ピストルズプリティ・ベイカント」のサビの歌詞について。
↓↓
We're so pretty, oh so pretty... (we're) vacant.
「俺たちイキに生きてる。すごく洒落てるぜ。空っぽなんだぜ」


pretty には「かわいい(形容詞)」という意味と「とっても(副詞)」という意味があるのですが、僕はここは「とっても」という意味だと思ったんですよね。タイトル「プリティ・ヴェイカント」から、なんとなく、この二つで完結した表現なのだと思ってました。「イキ」だとか「シャレてる」という意味では使ってないのではないかと思ったわけです。そもそも、パンクの人間は自分のことをシャレてると表現したのかどうか・・・。

解釈の仕方としては、
1)「おれたちはイキだ」というのと「おれたちはまったくからっぽだ」という両方の意味をかけている→自分たち(の過激なファッション)に対する自虐的な表現なのだと考えれば、まぁ納得できる?(おれたちはキザでからっぽなんだよ)
2)プリティの後で少し間をおくことで「俺たちはシャレている」と言っているように見せかけて、その意味をひっくり返している??

まぁ、どちらが正しいのかはよくわかりません。ただ、対訳って、書き方によっては読み方を一つに固定してしまうんですよね。なかなか大変なお仕事ですね・・・。
勝手にしやがれ!!←勝手にしやがれ!!
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この記事へのコメント
こんばんわ、guitarbirdです

私は大学の時友人に「ロックが好きというやつは今まで何人もいたけど、
ロックの歌詞が好きというやつには初めて会った」と言われました。
中学の頃、ビートルズのLPについていた対訳を読んでましたが、
それはあくまでも「知らない誰か」が感じたことを日本語で書いているだけだと思い、
英語だけは真面目に勉強しました。
私は基本的に輸入盤しか買わないのですが、
どうしても歌詞カードが欲しいものは、日本盤を買ってます。でも対訳は読みません。
Posted by guitarbird at 2006年06月08日 21:58
こんばんは!
いつも歌詞カードだよりのルルといいます。
でも鵜呑みにしてるわけではないですよ。
訳は、これはセンスのいい人が訳したかどうか?
誠実に訳されているか?
というのは案外一目見ただけでわかります。
文学の方でも、たとえばボードレールやヴェルレーヌの詩集を訳する人は彼らと同じく詩人の方が訳したりします。
彼らの詩の翻訳を担当した堀口大学氏はフランス文学研究家でもあり、詩人でもあります。彼らの言語を理解しつつ、詩心がある人が訳を担当できるといいですね・・・。
だから訳にも、良作、駄作というのはあるんですよね〜・・・。
ただ受け取る側は、翻訳ものは、外国語の文化を受け止める“とっかかり”にするということで、過信はしない。それでいいと思います〜(^_^)

というわけでこれからも日本盤を買い続けまーす!(笑)
Posted by ルル at 2006年06月08日 22:52
追記・・・。
訳詞も芸術作品のひとつですよ〜・・・!
私、大好きなんです!(笑)
Posted by ルル at 2006年06月08日 23:06
guitarbirdさん、どうもありがとうございます!
僕の周りで洋楽を聞いていた人の中では、何人か、歌詞が好きだという人がいました。少数派でしたけどね。僕もそういう人の影響で、歌詞の内容もかなり気にするようにはなりましたが、やはり最初に入る時に重要なのは音ですね。
日本語訳はよく読みます。が、好きになった曲はできるだけ英語のままでよむようにしてます。
Posted by muse at 2006年06月10日 12:06
ルルさん、どうもありがとうございます!
そうですね、訳詞も作品なんですよね。いいものと、そうでもないものがある・・・。元の詩とは別の作品だと思って詠んだ方がいいのかもしれませんが、少しでも元の雰囲気が伝わって、日本語としても美しければ成功なんでしょうね。
Posted by muse at 2006年06月10日 12:10
pretty vacantは、そのまま「すっげぇ、すっげぇ、おばかっちょの、からっぽなんだぜ!」っていているんだとずっと思っていました(笑)
(それもひどい話ですね。。。失礼しました)

自分のところでも何度か書きましたけど、洋楽はパッと聴いたところ、意味がわからないからイイ、ということと、その外国語もインストゥルメントのひとつだと思っているということがあります。ただ、好きな曲で自分も口ずさみたい場合は、漠然とした言語としての音を明確にするために、まず日本語訳をざっと目を通して歌詞の大まかな意味を頭に入れます。それから、オリジナルの歌詞をじっくり覚える。

外人のお友達とカラオケに行ったとき、その英語の歌詞をみて「今まで聞き間違って覚えていた〜意味が違った〜」ってその国の人でさえ歌詞って曖昧なんですね。
英語って(日本語もだと思うけど)裏の意味がたくさんあるから、prettyもvacantも、本当は全く違う意味だったりして。
「本日、どの部屋も空いています」みたいな・・・(笑)
Posted by emiko at 2006年06月11日 00:32
emikoさん、どうもありがとうございます。
外国人も歌詞はあいまいだというのは面白いですね。実際、歌の中で聞くだけですべての歌詞がすっと入ってくるような場合は少ないですよね、日本語の場合でも。しかし、日本のカラオケの歌詞は、ときどきいい加減だったりしますが・・・。
Posted by muse at 2006年06月11日 15:59
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