2006年04月18日

グレース・スリックな一枚

Somebody to Love」というとクイーンの曲を思い浮かべる方が多いだろうと思うが、僕はジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)の「Somebody to Love」も大好きだ。クイーンの曲はフレディ・マーキュリーのボーカルがすばらしい名曲だが、ジェファーソン・エアプレインの曲も最大の魅力はボーカルだ。何といっても、グレース・スリック(Grace Slick)の硬質でクールなボーカルがかっこいい。彼女はジャニス・ジョプリンなどとも比較されたりするが、この頃のカリスマ性とかっこよさと美しさは圧倒的だ。もっともっと聞きたいところで曲は終わってしまう・・・。『シュールリアリスティック・ピロー』に収録されている、ジェファーソン・エアプレインの代表曲である。
シュールリアリスティック・ピロー←通常盤
Surrealistic Pillow←輸入盤・視聴可能

このアルバムには他にも、グレース・スリックのコーラスにぞくっとくるロック・ナンバー「おかしな車」、厳粛な美しさを持つ「トゥデイ」、絶妙にひねりの効いたメロディとコーラスが新鮮な「D.C.B.A.」、アコースティック・ギターの圧倒的なソロ演奏「旅する前に」など素晴らしい曲が入っている。そして、このアルバムからのもう一つの大ヒット曲が「ホワイト・ラビット」だ。ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のモチーフがふんだんに使われたとても不思議な雰囲気の曲である。女王の城の兵士の行進を思わせるスネア・ドラムのロール、それとあいまって実にスリリングなベース・ライン、全体が徐々に上昇していくという曲構成、そして、グレース・スリックのクールに激しいボーカル・・・。これはもう、本当にすごい曲だ。

ところで、「Somebody to Love」というタイトルが意味しているのは、クイーンの曲でも、ジェファーソン・エアプレインの曲でも、「誰か愛する人が欲しい・必要だ」ということだ。しかし、それぞれの邦題は、ジェファーソン・エアプレインが「あなただけを」、クイーンが「愛にすべてを」となっている。どちらも元の意味をまったく無視していると言える・・・。まぁ、こういうのもよくあることだけど。

↓ちなみに、松任谷由美が「グレイス・スリックの肖像」という曲を作っている。
昨晩お会いしましょう


posted by muse at 13:09| Comment(6) | TrackBack(6) | Jefferson Airplane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
museさん、こんばんは♪♪
私、ジェファーソン・エアプレインのこのアルバム、友達から借りパチ(借りると言ってそのままもらっちゃうこと・・)してて、でも五年後くらいに悪いなと思って返しました(^_^;)
その子レコードとかCDとか3000枚くらい持ってるから一枚くらいいいかな♪と思って・・(←悪辣)
私が今持ってるのは、ジェファーソン・エアプレインの前身バンドのグレイト・ソサエティです!
「Somebody to Love」も「ホワイトラビット」も入ってますヨ!ペラッペラの音だけど・・・。
ちなみに、数年前にNHKで放映してた海外のアリス特集番組に、グレース姉さんでてました☆
Posted by ルル at 2006年04月18日 23:32
museさん、こんにちは
私もジェファーソン・エアプレインの「Somebode To Love」気にいってます。タイトルがQueenのお気に入り曲と同じってコトでめぐり合いました^^ゞ
ユーミンの「グレイス・スリックの肖像」…ありましたね…でも「昨晩お会いしましょう」での一番のお気に入りは「グループ」かな^^ゞ
Posted by shige at 2006年04月19日 10:24
ルルさん、どうもありがとうございます〜。
借りパチしてたんですか・・・でも、返せたのは良かったですね(笑)。
前身バンドでもすでにこれらの曲をやってたんですね。でも、やはりグレースの力はすごかったんでしょうね。このアルバムからようやく離陸するわけですからね。
Posted by muse at 2006年04月19日 12:17
shigeさん、どうもありがとうございますー。
クイーンの曲とタイトルが同じだってことには、僕は最近気がついたばかりなんです(笑)。
ところで、white rabbitではないけれど、shigeさんのところのウサギちゃん、かわいいですね。
Posted by muse at 2006年04月19日 12:22
museさん、こんばんは。
「あなただけを」私も好きです。ところでジェファーソン・エアプレインのヴォーカルが妊娠しグループを抜ける事になり、候補にあがったのがグレイス・スリックとジャニスでした。グレイスはひとつ返事で引き受けてくれたそうです。それから、ジェフ・バックリィも私のヘヴィー・ローテーションです。ついでにティム・バックリィも。
Posted by kaba at 2006年04月19日 22:54
kabaさん、どうもありがとうございます。
ほぉー、ジャニスが入るという話もあったということなんですか。知りませんでした。二人が比較されることがあるというのは、そういう事情もあったんですね。
ジェフ・バックリィは僕もずっとヘヴィー・ローテーション中です。お父さんのほうは、まだなんですが・・・。
Posted by muse at 2006年04月20日 12:37
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