2006年03月01日

Coccoの遺書。

Coccoの遺書。この曲にもものすごい衝撃を受けた。この曲はアルバム『ブーゲンビリア』にも入っているが、僕はシングル『カウントダウン』で初めて聴いた。
countdown.jpgカウントダウン
このシングルはすごいシングルだった。「カウントダウン」「遺書。」「way out」の3曲が収録されているがどの曲にもものすごい力がある。とくに「遺書。」は心に深く響く素晴らしい曲で、別のシングルにしても良かったのではないかとも思うほど。

ピアノとチェロで厳かに始まる「カウントダウン」には、ドラムとギターが炸裂するところでまず打ちのめされる(僕はこういうパターンに弱いみたい)。サウンドはかなりハードで、歌詞は強烈にサディスティック。もしかしたら、僕にはマゾの気があるのかもしれないが、この曲をすごいと思うのはそれが理由ではないと思う。「自分を見捨てた男を撃ち殺す」なんて歌、並大抵の人間には歌いこなせないはずだ。この「暴力的」な歌のすごいところは、「極限状態の愛は暴力的だ」ということをCoccoの心の叫びに教えられて、そこにまったく違和感が無いところだと思う。

私が前触れもなく ある日突然死んでしまったなら…という歌詞で始まる「遺書。」は、「強く儚い者たち」と並んで僕の大好きな曲。私が死んでしまった…という歌詞はまたまた過激なものだが、Coccoの切ない願いのこもった感動的に美しい一曲。ギター・サウンドなど、アレンジ面でも「強く儚い者たち」へとつながる曲だと言えるだろう。

いきなりCoccoの絶叫で始まる「way out」は、Coccoの曲の中でサウンドも歌詞も最もハードな曲の一つ。僕はこの曲のAメロが好きだ。ハードなギター・サウンドから予想するのとは少し違ったメロディが乗っかってくるのが気持ちいい。サビでたたみかけるように歌うCoccoのハードさにも驚かされる。

ブーゲンビリア』には「シング・ア・ソング〜ノー・ミュージック,ノー・ライフ」のようなポップで明るい曲もあるが、「カウントダウン」のようにCoccoの痛みをさらけ出したような、重く、激しい曲が多い。音の緊張感、スリル感は、Coccoの作品の中でこのアルバムが一番すごいと思う。
【CD】Cocco / ブーゲンビリア <1997/5/21>←ブーゲンビリア

遺書。」「カウントダウン」「way out」は『ベスト+裏ベスト+未発表曲集』も収録!
ベスト+裏ベスト+未発表曲集←ベスト+裏ベスト+未発表曲集


posted by muse at 21:57| Comment(10) | TrackBack(0) | こっこ Cocco | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいですよねーCocco。私も好きです。「遺書」の歌詞を読んで、私も死んだらこの歌詞の通りにしてほしいと思ったぐらいです(笑)暴力的なほどの愛。すごいですよね。
Posted by きょん at 2006年03月01日 22:39
きょんさん、どうもありがとうございます。僕も死んだら…というのをちょっと考えて、でも死にたくないなと思いましたけれど・・・(笑)。
Posted by muse at 2006年03月02日 14:35
こんばんわ。TBありがとうございました♪

Coccoステキですよね。
なんていうか、他のアーティストにはない情熱というか熱さと世界を感じます。
blogにもあった通り「遺書」が最高に好きですが、他にも沢山好きです〜。
Posted by ななこ at 2006年03月09日 23:08
ななこさん、どうもありがとうございます!
Coccoの表現の真剣さが僕も好きです。他のアーティストにはなかなか出せないオーラを感じます。
Posted by muse at 2006年03月10日 12:14
トラックバックありがとうございます^^
Coccoだいすきです。
あたしも「遺書」が一番すきですよ。
死についてこれだけキレイに歌える人がいるのかなって思います。
重たいかもしれないけど、そのくらいの愛でいっぱいですよね。
音、メロディも声も素敵です★
Posted by kageha at 2006年03月13日 16:31
kagehaさん、どうもありがとうございます!
「遺書。」は、歌詞の重さと曲・歌の美しさのバランスがとれているから、こんなにすごいテーマでも感動的に聞こえるんでしょうね。
Posted by muse at 2006年03月13日 17:27
TBありがとうございました!

遺書。は凄い曲ですね。
残された側が、逝く側の立場に立って創るなんて、なかなかできないという気がします。

Coccoは商業目的を超越した意識で純粋に音楽を創る事ができる、今の音楽界に数少ないArtistの1人だと思います。
Posted by rosa_hiho at 2006年05月06日 20:47
rosa_hihoさん、どうもありがとうございます。
遺書。もそうですし、他の曲も本当にすごいですよね。今の音楽界に限らず、過去にさかのぼっても、こういうタイプのアーティストはあまりいなかったような気がします。今後もなかなか出てこないかもしれません。そのくらいすごいんだと思います。
Posted by muse at 2006年05月07日 15:47
はじめまして。私は最近Coccoを知ってから彼女の純粋な心を知ってから、好きになりました。
なので、あまり曲を知らないのですが、きっとカウントダウンという曲もいい曲なのでしょうね。聴いてみたいなって思いました。私が彼女の人柄を知ったのがある動画サイトでなんですが、沖縄ライブでの平和への思いをトーキングしていたのを見てからすんごく好きになりました。
http://www.tvbreak.jp/12599/32684
Posted by ちり at 2007年04月25日 20:53
ちりさん、どうもありがとうございます。
この映像は素晴らしいですね。coccoのまっすぐな想いに僕も心を打たれました。ライブの中でのトークでしょうが、これだけじっくり長く自分の想いを話せるというのもすごいですね。coccoのことがますます好きになりました。
Posted by muse at 2007年04月25日 22:18
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