2006年02月05日

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン

バレンタイン・デーが近づいてますね。恐ろしいですね。というわけで、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(マイブラ)の「Loveless」の紹介です(笑)。バレンタイン・デーにふさわしいのかふさわしくないのかと問われれば、ふさわしくないのでしょうけど・・・(なにしろ「Bloody」だし「ラヴレス」ですからね・・・)。
【CD】マイ・ブラッティ・ヴァレンタイン/ラヴレス<1998/3/21>←  試聴はこちら→ Loveless
とは言っても、このアルバムは「血みどろのヘヴィー・ミュージック」ではない。ひずんだギターの「轟音」にあふれた音楽ではあるが、決してやかましい音楽ではない。いや、むしろ彼らの音楽はうるさい音楽の対極にある。これは言葉の上では矛盾しているかもしれないが本当のことだ。嵐のような、吹雪のような轟音の向こうから、細く澄んだ美しい音世界が垣間見えるような音楽。独特の浮遊感と静けさ。そう、轟音の中に静かなはかない美しさを表現しているのがマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの「ラヴレス」だ!

僕にとってこのアルバムは「あー、こういうのもありなのか!!」と、ポップ・ミュージックの概念を大きく広げてくれた作品だ。一曲目「only shallow」でいきなり嵐のようにうなるギターと、その向こうに湧きあがる泉のような世界の調和に、頭の中じゅうに快感リキッドがほとばしる。「loomer」では音程の揺れる轟音ギターと間奏のギターの低音フレーズに、音楽に対してそれまで僕が持っていた古い感覚を練りつぶされる。「to here knows when」では、うねる轟音ストリングス(ギターのフィードバック?)の向こうに気持ちいいループと歌の世界が広がる。後奏のうねるギター・リフもかっこいい。「i only said」では、うねりまくるギターにまたまた快感リキッドまみれになる。これぞ合法ドラッグという感じだろうか。「sometimes」は、言ってみればギターの弾き語りに歪んだギターを重ねただけの曲。しかし、このアレンジがケヴィン・シールズの歌のはかなさ、切なさを強烈なものにしていることは間違いない。「blown a wish」は、このアルバムの中で一番幸せな気分になれる美しい曲だ。それに続く「what you want」では、テンションの高い轟音ギターにまたまたぶっとばされる。最後の「soon」では、ノリの良いビートの上にオーロラのように轟音ギターとボーカルが広がり、快感リキッドまみれの僕を置いてアルバムはフェイド・アウトする。

バレンタイン・デーにこのアルバムを恋人にプレゼントすると、冒頭に書いたような理由から勘違いされるかもしれない。しかし、バレンタイン・デーに彼女と2人で快感リキッドまみれになってみたい、という夢を僕は捨てていない(笑)。


posted by muse at 20:57| Comment(4) | TrackBack(1) | My Bloody Valentine マイブラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マイ・ブラッディ、「Loveless」、持ってましたヨ〜!
当時日本でも、いっぱいフォロアーが生まれましたよね〜!
1991〜2年に、“ローラーコースター・ツアー”ってのがあって、マイ・ブラッディと、ジーザス&メリーチェインと、ブラーと、ダイナソーJRが、一緒にライブツアーをしたのですが、私はなぜか、ブラー以外の他のバンドは、CD持ってたのに、ブラーだけ持ってなかったんですよね・・・(汗)けっこう人気だし、大好きなXTCに、影響を受けたバンドなのに、なぜなんだろう・・・?ローラーコースター・ツアー当時の、“ポップシーン”って曲は大好きなのですが・・・。

マイ・ブラッディ、VO.のビリンダちゃんが美人で、くねくねした踊りで、大好きです!
スマパンだったら、もちろんダーシーちゃん・・・。
ラッシュのエマとミキも可愛かったな〜♪
Posted by ルル at 2006年02月06日 14:39
「こういうのもありなのか!」まさにそんな感じですよね。私もそう思いました。ほんと独特の世界。酔いますねーこれは。快感。
Posted by きょん at 2006年02月06日 18:01
ルルさん、どうもありがとうございます。僕は実は、マイ・ブラッディもスマパンも生では見ることができなかったのですが、ビリンダもダーシーも可愛いですよね。ビデオを探してみようかな。ちなみに、僕はいまだにブラーを持ってません。
それにしても、seesaaの調子が最近よくありませんねぇ。おもい・・・。で、コメントもよくエラーになりますね・・・。
Posted by muse at 2006年02月07日 11:17
きょんさん、コメントどうもありがとうございます。歴史的名盤の中にもいろいろありますが、やっぱりこれはすごい一枚ですよね。
Posted by muse at 2006年02月07日 11:26
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My Bloody Valentine / Loveless
Excerpt: 有名すぎるアルバムですね。影響されたアーティストは数知れず。 というだけあって、やっぱりすごい。 何が、というよりも、聴いた瞬間に「すごい」と思わせる何かがある。 歴史に残る名盤というのは案外感覚..
Weblog: Sing & Shout
Tracked: 2006-02-06 17:49
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