今日、電車の中で仲むつまじくじゃれあっている5歳前後の兄弟がいたので
なんとなく眺めてたんです。
とくに大声を出してわめくわけでもなく、ばたばたと走り回るわけでもなく、
ときどき笑ったりしながら遊んでいただけなので、ほほえましい光景だなぁと思って見ていたんです。
ところが、隣に座っていた母親はなにやら不機嫌な様子で
「うるさい!」とか「もう、やめなさい!」と叱りつけたり、子を叩いたり・・・
子を叱りつける以外には、母親はずっと携帯メールをしていました。
で、20分くらい見ていた間に彼女が子供の方を向いてやったのは・・・叱ることだけでした。
子供なんて少々はやんちゃでうるさいものだし、(それが元気の証拠)
度を越さなければ叱る必要はないと僕は思うのですが、
子供への許容度が低くなってきているのかなぁと思いました。
母親にとっては「子供は邪魔者」という発想も増えてきてるのかなぁ?
もう少し子供に関わってやれば、母親も楽しくなれることがあると思うのだけど。
個人的には子供が好きとか嫌いとか言う言葉は嫌いです。なぜなら子供好きを主張する人に限って「何で子供が好きなの?」「だってかわいいじゃん!」それで終わるケースが大半ですから。子供なんてかわいいだけの存在ではありません。まして小学校の高学年になるまでは親の足手まといにしかならないのも事実ですから。
この様な母親が増える背景に父親は仕事だけ。家帰れば寝てるだけで家事・育児を顧みない。傍に自分の相談に乗ってくれる人がいないecc.の孤独な育児が原因である事が多いもの。
逆に言えば子供嫌いな人でも孤独な育児から開放される事によって良い母親やってる人はいくらもいます。
子供への許容度が低くなってると言うよりは追い詰められ自分自身余裕を失い、子供と向き合えなくなってる母親が多いのでは?と思います。
たしかに好きか嫌いかだけで割り切れる問題ではありませんね。お母さんたちにとって子育てがとても大変な状況(核家族化、父親不在)があるのは事実でしょう。
あと、「周囲の目が冷たい」というのも原因なのかなとも思うんです。社会全体の雰囲気が、子供が少々はしゃぐのを許容するようなものであれば、お母さんも車内でイライラすることはないんじゃないのかな、と。