2008年11月20日

コールドスプリングハーバー〜黒人差別@ワトソン博士

前回に引き続き、ビリー・ジョエル関連のネタ。ビリー・ジョエル来日公演2008、どうだったんでしょう?さて、前回はシェルターアイランドでしたが、ビリー・ジョエルのファースト・アルバム(埋もれた名盤!)のタイトル『コールド・スプリング・ハーバー』も地名で、ニューヨーク、ロングアイランド島にあります。

コールド・スプリング・ハーバーはここ



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ここには、DNAの構造を解明して、これこそが遺伝子の正体であるという世紀の大発見をしたジェームズ・ワトソン博士が創設したコールドスプリングハーバー研究所があります。DNAを使った遺伝子・バイオ研究は今や現代科学の最重要分野で、ワトソン博士も当然のようにノーベル賞を受賞。

しかし、そのワトソン博士が「黒人差別発言」をしたことが話題になりました。アフリカの黒人は遺伝的にレベルが低いと言ったらしい・・・。

でも、これは科学的な根拠のある話ではありません。アフリカの黒人が自分の思うように効率的に働いてくれないという不満とか、アフリカで紛争や飢餓が続いていることへの悲観論とか、要するに感情的な発言にすぎません。

しかし、これは人種の優劣じゃないし、知的能力の差でもない。アフリカの政治的な混乱や貧困は、先進国の裕福な生活の「裏側」にあるもの。アフリカが立ち上がれないのは、黒人に才能が無いからではなく、先進国の我々がアフリカからの直接的・間接的な経済的搾取をやめないからなんじゃないでしょうか。

それに、アフリカ人は怠けてると思うのは、労働観や生活文化に違いがあるからであって、これも人種の「優劣」とは別問題です。博士は、欧米式の過度な利益追求型効率主義に染まりきった自分を客観的に眺めることができなかったということでしょう。

ワトソン博士の「???」についてはここにも書かれてますが・・・。

生物と無生物のあいだ(福岡伸一)
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